自動車用バッテリー取り扱いに関する注意事項、及び作業手順
1. 使用開始前、バッテリー保管上の注意
- バッテリーは水素ガスが発生しますので、持ち運びまたは保管中には火気を近づけないでください。
- 保管は火気の無い風通しの良い場所とし、プラス端子とマイナス端子とを金属工具等でショートさせないでください。
2. バッテリー交換時の取扱い
2.1 バッテリーの選び方
- 取り換え用バッテリーは、現在の車両に搭載されているものと同一形式、同等の性能ランクで、プラス端子、マイナス端子が同じ位置のものを選んでください。
2.2 バッテリー交換前の注意
- 車両の搭載バッテリーを交換する際は、車両のエンジンを止めてエンジンキーを抜いてください。
- ライトなどのスイッチがON(入)の状態では、バッテリーの取り外し、取り付けをしないでください。
2.3 バッテリー交換の手順
- (1) バッテリー搭載状態(プラス、マイナス端子の位置)を記録しておいてください。
- (2) 初めに車両側のマイナスケーブル端子(2個搭載の場合も)のナットを緩め、
バッテリーのマイナス端子からケーブル端子を外してください。 - (3) 次に車両側のプラスケーブル端子に被っている端子カバーを外して、
端子のナットを緩めてバッテリープラス端子からケーブル端子を外してください。 - (4) バッテリー取付金具を緩め、バッテリーを水平状態で取り外してください。
- (5) バッテリー取付け台に異物の無いことを確認し、取り外したバッテリーのプラス、マイナス端子が同じ位置になるように、
新しいバッテリーを取付け台に載せ、取付金具でガタツキがないように固定して下さい。 - (6) 古いバッテリーに液面センサーが装着されていた場合は、元の位置に装着して下さい。
- (7) 車両側のプラス端子ケーブルをバッテリー端子に取り付け、緩みがないようナットを締めつけてください。
- (8) ケーブル端子の金属部のさび止めに、グリースを薄く塗布すると防食上効果的です。
- (9) 車両側のプラス端子ケーブルに端子カバーを元どおり被せてください。
なお、電子ロックを装着している車両はバッテリー取り外し後、
交換バッテリーを装着した時点で鍵が自動的にロックする場合があります。
作業時は必ず鍵を抜き、窓を開けて作業して下さい。 - ※ メモリー機能のある電子機器が装着されている車両は、バッテリーを取り外すとメモリーが消えることがあります。
バッテリー交換前には、車両の取扱説明書をお読みください。メモリーバックアップのために、
予備電源を車両回路に接続(一般にシガーライター)した場合は、バッテリーを取り外すときに
車両側プラスケーブル端子をマイナス極に接触しないでください。
3. 日常点検の方法
3.1 点検内容
- 点検項目は、外観、取付金具・端子の緩み、電解液面高さ、インジケーターの状態です。
3.2 外観点検と清掃
- 外観点検は、目視により、バッテリーのヒビ、割れ、欠けおよび液漏れがないことを確認してください。異常が認められた場合は、原因を取り除いてバッテリーを交換して下さい。
- 清掃は水で湿した布を使用し、乾いた布などは使用しないでください。
- 液口栓の排気口を点検して泥などで詰まりがあれば、液口栓を水洗いし詰まりを除いてください。
3.3 取付金具・端子お緩みの点検
- バッテリーが取付金具でしっかり固定されているか点検してください。緩んでいる場合は、バッテリーがしっかり固定されるまで、取付金具のナットを締めなおしてください。
- バッテリー端子と車両側のケーブル端子との接続が緩んでいる場合は、しっかり固定されるまでケーブル端子のナットを締めなおしてください。
3.4 電解液面高さの点検と補水
- 開放型液式バッテリーの場合、外見目視により電解液面を確認し、バッテリー添付の取扱説明書に従い正しい手順で行ってください。
- シールドバッテリー(密閉型)は補水、比重測定、電解液面高さの点検の必要はありません。密閉型のため無理にバッテリーを開けたり、改造すると火災や爆発の恐れがあるので、絶対にしないでください。